ニホンスナモグリは、御殿場浜で良くみられる生き物でエビ目の仲間、ヤドカリに近いものです。体長は6cm程度になり、普段は直径1cmぐらいの穴を掘って、砂の中30cm程度の深さに住んでいます。体は柔らかく強く触ったり、採集の際に体がちぎれてしまうこともあります。エビに近いのに色は白く、ザリガニにも似ています。およぐ姿は、なんだか可愛らしさも感じます。
卵を抱えた個体、ハサミが大きな個体など、泥の所を掘ると結構捕まえることが出来ます。
ニホンスナモグリの主食
主食は泥中の有機物を食べて成長しています。そのためニホンスナモグリはエビ目ですが、食べても美味しくはありません。
この地域では【ボケ】と別の名前があり、魚釣りの餌になっています。結構、ボケを使って魚が釣れるみたいですよ
どんな様子か観察してみましょう!
採集の方法
住みかとなる干潟の泥っぽい所で丸形の1cm程度の穴を探します。そこをスコップで掘っていくと見つかる事が多いです。
また、ヤビーポンプという穴から吸い出す道具を使って捕まえる方法もあるようです。
飼い方
海の家で飼育してみましたが、キチンと管理しないと飼育は難しいと思います。ご家庭で飼うには、キチンとした水質管理、移動時の生体への負担減等、様々な対策が必要です。
可愛らしい生き物なので、是非捕まえてみてください。