ツメタガイは殻長2cm~5cm程度の巻貝です。色は写真のような色の物やもう少し茶色かかっている物もあります。また巻貝の傾斜が大きい物や小さいもの等、少し個体差が見られます。
御殿場では【ばんちょ貝】とも呼んでいます。
ツメタガイの特徴
なんといってもこの貝は移動するときに、貝の殻の数倍もの足を広げ移動します。ツメタガイの足は少しヌルヌルしており、触ると不思議な感触があります。足を広げた状態で触ると、ゆっくりと殻の中に足を引っ込めていきます。
ツメタガイの餌
ツメタガイの餌はあさり等の二枚貝です。特にあさりに小さな穴をあけて食べてしまうので、ツメタガイはあさりの大敵です。あさりを育てたい我々の観点からは、この貝は邪魔者ですね。
ツメタガイの食べ方
そんな邪魔者のツメタガイを捕まえたら食べてしまいましょう。殻のままボイルして、身を取り出します。少し砂が入っているので流水で身を洗います。洗ったあとは、生姜醬油等で召し上がって下さい。少し泥臭さがあるので、生姜を入れて臭い消しにしていきます。
砂茶碗(ツメタガイの卵)
ツメタガイは卵を砂茶碗と呼ばれる独特の形をした形態をとります。この砂茶碗には数万個と呼ばれる卵が入っています。
ツメタガイの移動
移動する際には、写真のような角を出して移動しています。周りはツメタガイの足です。水の中ではこのような形で移動しています。