イシガニは甲羅の幅 10cm程度になるカニです。強力なハサミがあり、結構危険なカニです。写真のようにハサミではさんだら中々離しませません。写真はクマデの先をイシガニのハサミが挟んでいる写真です。想像できると思いますが、指を挟まれるとかなり痛いです。しかも離してくれません。見つけたら注意して下さい。
イシガニの姿はワタリガニ(ガザミ)と似ていますが、ワタリガニは甲羅の横に特徴的なトゲがあります。イシガニはその部分にトゲがありません。またワタリガニ程、体が大きくなりません。ワタリガニは15cm程度まで大きくなります。写真でトゲの場所が分かりますか?
採れる場所
岸に近い潮だまりが好きなようで、ごくたまに潮だまりにいます。本来は水深40m程度までにいる様です。
イシガニの味
津御殿場ではイシガニは塩ゆでにして食べる事が多いです。味はワタリガニとほぼ同じ味がします。美味しいカニですね。一般的ではないのは、獲れる量がすくないので市場ではほぼ見ないと思います。昔は地引網でたまに入っており、危ないので先に取り上げていました。殻がかなり固いので(特にハサミは固い)食べる際は殻を予め割って食べて下さい。
イシガニは攻撃的で捕まえてもバケツ内で威嚇してきます。威嚇するときは自慢のハサミを大きく振り上げてきます。要注意の生き物です。獲った魚、エビなどを一緒に入れておくと食べられてしまいますので、持ち帰る際には別々にして下さいね。