貝の名前の由来

貝の名前にはユニークなものがあります。バカガイやマテガイ等、貝の名前の由来です。

【マテガイの名前の由来】

マテガイは漢字で書くと【馬刀貝】です。

この馬刀は通常の刀よりも長い物になっており、それがマテガイの細長い形に似ておりマテガイという名前になったと聞いています。所説ありますが、漁師だった先々代からは馬刀の事と聞いています。

マテガイの写真
マテガイの写真

【バカガイの名前の由来】

❶バカガイは昔、バカみたいに獲れた貝なのでこのような名前が付いた

❷貝がきちんと閉まらず足を出している姿がバカに見える事

など、由来には色々な説があります。

漢字で書くと【馬鹿貝】です。

別名でアオヤギという言い方は、千葉県にある青柳村で沢山とれた為、アオヤギと呼ばれるようになったと言われています。

【シオフキの名前の由来】

シオフキ貝は獲る際に砂の中から取り出そうとすると、ピュッと水を吐くので【シオフキ】という名前になったと言われています。ドンビ貝とも呼ばれていますが、ドンビの由来は分かりません。

シオフキ貝
シオフキ貝

【あさりの名前の由来】

あさりは昔、砂浜で沢山採れ砂浜を【漁る】と沢山採れることからアサリと呼ばれるようになったと言われています。今はあさりは、護岸工事等で全く取れなくなった潮干狩り場もあるようです。

あさりの貝殻の模様は個体で全て違い、木の年輪のように成長した年齢を重ねると、模様も複雑になってきます。

あさり
あさり

【ハマグリの名前の由来】

❶ハマグリは貝自体が【クリ】の実のような形をしているので浜栗 という説や

❷昔は小石を【グリ】と呼んでいて浜で小石のように沢山採れる事からハマグリと呼ばれる説があります。

はまぐり
はまぐり

【カガミガイの名前の由来】

この地域では、カガミガイの事を【まんじゅ貝】と言います。

貝の膨らみがまんじゅうのように見えるからまんじゅ貝だと漁師の先々代は言っていました。

カガミガイの写真
カガミガイの写真