貝は種類によって食べるものが違います。
【水中のプランクトンを食べる貝】
あさり、はまぐり、シオフキ、カガミガイ、マテガイ等です。
因みにプランクトンとは、水中で生活している小さな生物です。
光合成をする植物性プランクトンと、その植物性プランクトンを食べて生きている動物性プランクトンがいます。
貝はそのプランクトンを入水管と呼ばれる部分から取り入れ、エラに引っかけてプランクトンを食べます

【水中の海草を食べる貝】
さざえなどは海草を食べて育ちます。
カラマツガイなどは、コンクリートに付いている藻類を食べている様です。
岩やコンクリートにくっつきやすいような足の形状をしています。

【他の貝を食べる貝】
ツメタガイ 、サキグロマタツメタ等はあさり、シオフキ貝などを食べています。
2枚貝の上に覆いかぶさり、殻に穴をあけてそこに管のようなものを刺して中身を食べます。
ツメタガイの貝の足はヌメヌメしてなめらかに移動し、覆いかぶさりやすいようになっています。

【動物の死骸などを食べる貝】
アラムシロなどは、動物の死骸を餌にして食べます。
海の掃除屋で、潮干狩りでも殻の開いた貝の周りに集まっています。
網に獲った貝を入れておくと、いつの間にアラムシロが沢山ついていたりします。

貝の種類で食べるエサも大きく変わってきます。
その為、貝を食べる際には食べるエサが違うのでその貝に合わせた調理方法をおススメします。
肉食の貝はボイルして食べる事が多いです。