津御殿場浜の潮干狩り

お客様が獲ってこられた貝です

ヒトデが映っています。

御殿場浜では結構珍しいですね

毒等はないので、捕まえても安全ですよ

この巨大なハマグリは大体5年物ですね

砂抜きしてから、炭火で食べると最高に美味しいですよ

かもめ荘2022年オープン

2022年三重県津御殿場浜のかもめ荘がオープンしました!

オープン出来た事に感謝しております。潮干狩り、海水浴、焼貝など、新鮮で美味い海の幸の提供をさせて頂きます。今年もよろしくお願い申し上げます。

海岸清掃

3/28 津御殿場浜の海岸清掃を行いました

漂着したゴミや、残念ながらここで捨てられたゴミ等多くを回収しました

御殿場浜を訪れる方が、キレイな状態で使用して頂けることを願っております

浜でたき火をしてそのまま放置する方がいます

ゴミは各自で必ず持ちかえって下さいね

潮干狩りのお願い

津御殿場浜潮干狩り

2022年潮干狩りシーズンまであと少しです

御殿場浜では、小型のあさり、はまぐりが生育中です

あさりは2cm以下、ハマグリは3cm以下の採集は出来ません

掘るとかなり稚貝が出てきます。

稚貝は2~3カ月かけて大きくなるので、規格に満たない物はリリースをお願い申し上げます

貝の歴史

貝の祖先が誕生したのは約5億5千年前頃と言われています

地球に猿人(アウストラロピテクス)が現れたのが約400万年前ごろと呼ばれています。

貝の5億5千年前だとカンブリア宮殿でおなじみのカンブリア紀に入るようです。

アノマロカリス(カンブリア宮殿で出てくる虫みたいなもの)と時代はほぼ同じですね。

貝塚という言葉を聞いたことはありますか?昔の人が食べた貝殻は出土する場所です。

そのまま地名にもなっている地域もありますよね?貝塚村等の名前は良く聞くところです。

昔の人からずっと貝は食べられてきた存在で、ハマグリやカキ等の貝殻が多くあるそうです。

貝の歴史だけを考えるとハマグリ、アサリ等が美味しいと感じるのは昔から食べてきたからかもしれませんね。

貝は現在の分類では7つに分類されています。

無板綱(むばんこう)で、多板綱(たばんこう)、単板綱(たんばんこう)、二枚貝綱(にまいがいこう)、掘足綱(くっそくこう)、頭足綱(とうそくこう)、腹足綱(ふくそくこう)

因みにタコ、イカも貝が属する【軟体動物】にあり、同じ仲間です。

貝は日本近海で約5,000種類。世界で約10万種がいると言われています。

貝は昔、お金の代わりに使用されていた。

貝は昔、中国などでお金の代わりに使用されていました。

貝という漢字は【財】ざい、【貨】たから【貯】たくわえる【賄】まかない【質】シチ【賑】にぎわい【買】かう 等、思いつくだけでも結構、貝辺が使われています。

昔、お金の代わりになっていた名残だと思います。

多くの地域でお金の代わりに使用されていた、タカラガイ

桜貝等はすごくきれいなピンク色なので磨いてお金の代わりに使われたら素敵ですね。



貝の食べ物

貝は種類によって食べるものが違います。

水中のプランクトンを食べる貝

あさり、はまぐり、シオフキ、カガミガイ、マテガイ等です。

因みにプランクトンとは、水中で生活している小さな生物です。

光合成をする植物性プランクトンと、その植物性プランクトンを食べて生きている動物性プランクトンがいます。

貝はそのプランクトンを入水管と呼ばれる部分から取り入れ、エラに引っかけてプランクトンを食べます

【水中の海草を食べる貝】

さざえなどは海草を食べて育ちます。

カラマツガイなどは、コンクリートに付いている藻類を食べている様です。

岩やコンクリートにくっつきやすいような足の形状をしています。

【他の貝を食べる貝】

ツメタガイ 、サキグロマタツメタ等はあさり、シオフキ貝などを食べています。

2枚貝の上に覆いかぶさり、殻に穴をあけてそこに管のようなものを刺して中身を食べます。

ツメタガイの貝の足はヌメヌメしてなめらかに移動し、覆いかぶさりやすいようになっています。

【動物の死骸などを食べる貝】

アラムシロなどは、動物の死骸を餌にして食べます。

海の掃除屋で、潮干狩りでも殻の開いた貝の周りに集まっています。

網に獲った貝を入れておくと、いつの間にアラムシロが沢山ついていたりします。

アラムシロの写真
アラムシロの写真

貝の種類で食べるエサも大きく変わってきます。

その為、貝を食べる際には食べるエサが違うのでその貝に合わせた調理方法をおススメします。

肉食の貝はボイルして食べる事が多いです。



貝の名前の由来

貝の名前にはユニークなものがあります。バカガイやマテガイ等、貝の名前の由来です。

【マテガイの名前の由来】

マテガイは漢字で書くと【馬刀貝】です。

この馬刀は通常の刀よりも長い物になっており、それがマテガイの細長い形に似ておりマテガイという名前になったと聞いています。所説ありますが、漁師だった先々代からは馬刀の事と聞いています。

マテガイの写真
マテガイの写真

【バカガイの名前の由来】

❶バカガイは昔、バカみたいに獲れた貝なのでこのような名前が付いた

❷貝がきちんと閉まらず足を出している姿がバカに見える事

など、由来には色々な説があります。

漢字で書くと【馬鹿貝】です。

別名でアオヤギという言い方は、千葉県にある青柳村で沢山とれた為、アオヤギと呼ばれるようになったと言われています。

【シオフキの名前の由来】

シオフキ貝は獲る際に砂の中から取り出そうとすると、ピュッと水を吐くので【シオフキ】という名前になったと言われています。ドンビ貝とも呼ばれていますが、ドンビの由来は分かりません。

シオフキ貝
シオフキ貝

【あさりの名前の由来】

あさりは昔、砂浜で沢山採れ砂浜を【漁る】と沢山採れることからアサリと呼ばれるようになったと言われています。今はあさりは、護岸工事等で全く取れなくなった潮干狩り場もあるようです。

あさりの貝殻の模様は個体で全て違い、木の年輪のように成長した年齢を重ねると、模様も複雑になってきます。

あさり
あさり

【ハマグリの名前の由来】

❶ハマグリは貝自体が【クリ】の実のような形をしているので浜栗 という説や

❷昔は小石を【グリ】と呼んでいて浜で小石のように沢山採れる事からハマグリと呼ばれる説があります。

はまぐり
はまぐり

【カガミガイの名前の由来】

この地域では、カガミガイの事を【まんじゅ貝】と言います。

貝の膨らみがまんじゅうのように見えるからまんじゅ貝だと漁師の先々代は言っていました。

カガミガイの写真
カガミガイの写真


ゴカイ

ゴカイ
ゴカイ

ゴカイは津御殿場浜で見られる生き物です。

コンクリートの隙間やテトラポット近くにいる事が多いです。マガキの隙間にいる事が多いですが、採集には注意が必要です。マガキを剥がしたら手を切る恐れがある事と、剥がしたマガキの処理です。

マガキの殻を放置すると、足を切ってしまう人がいると思いますので剥がしたマガキのからはご家庭で処分して下さい。カキの殻はかなり硬いので注意が必要です。


オチバガイの写真

オチバガイ

オチバガイの写真
オチバガイの写真

オチバガイは殻長2cm程度になる貝です。生息場所はテトラポットの近くに生息している事が多いです。

津御殿場浜では激レアな貝で、地域によっては絶滅危惧種に指定されている地域もあります。

そのため採集して観察を終えたら、海に戻してあげましょう。

絶滅危惧種なので食べた事はありません。殻長も小さく、食用には向かないと思います。


ムラサキガイ

ムラサキガイ

ムラサキガイの写真
ムラサキガイの写真

ムラサキガイは津御殿場浜で稀に獲れる貝です。殻長10cm程度にもなる貝です。

殻の中がムラサキ色になっています。大きさが結構大きく獲った手ごたえが大きいです。

ムラサキガイは、地域によっては絶滅危惧種になっているので、観察してから逃がしてあげましょう。


新年のご挨拶

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます

皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます 昨年は多くのお力添えいただき誠にありがとうございました

今年も更なる事業拡大や商品サービスの質の向上に対して社員一同努めて参ります 皆様のより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます


フジツボの写真

シロスジフジツボ

シロスジフジツボの写真

シロスジフジツボの写真です。殻長1cm程度になる貝です。

テトラポットやコンクリートの上にくっついています。海水がある時間では、フジツボの割れ目から触手を出しています。牡蠣の上にくっついっている物もいます。

貝殻は固く手を切りやすいので注意して下さい。

津御殿場のフジツボは小さく、食用には向きません。


タマキビの写真

タマキビ

タマキビの写真
タマキビの写真

タマキビはテトラポットやコンクリートの隙間にいる貝です。イボニシと似たような所にいます。殻高1cm程度の小さい貝です。バケツに入れると水面近くまで上ってきます。透明な容器に入れて観察すると、口の周りの感じがタニシに似ているように見えます。

タマキビの味

タマキビは食べる事も出来ますが、御殿場では小さく食べにくいのでタマキビを食べる事はありません。

ボイルしてから爪楊枝などで身を取り出して食べる事が出来ます。


マガキの写真

マガキ

マガキの写真

マガキはテトラポットやコンクリートに付いています。

他のフジツボ等と一緒についている事が多く、コンクリートから剥がすとこの様な感じになります。

カキ等は殺菌水槽に入れて殺菌しないといけません。殺菌処理されていないカキを食べるのはやめておきましょう。

カキの殻は手が切れやすいので取り扱いには十分注意して下さい。


マユハキモ

マユハキモの写真
マユハキモの写真

津御殿場で一般的にみられる緑藻です。マユハキモは細い毛のような藻で3cm~6cm程度の物です。

この藻は食用にはしません。

干潮後、水の中でユラユラしている姿を見る事が出来ます。

藻類は分類が難しいです。


クロモ

クロモ

クロモの写真

クロモは津御殿場では少数が生育する藻類です。

線のような形状をしています。潮干狩り中に出会うことがあり、岸の近くから生育しています。

茹でて食べる事が出来ますが、生息数が少ないのでそのままにして下さいね。


アカニシの卵

アカニシの卵

アカニシの卵
アカニシの卵

アカニシの卵の卵です。アカニシの産卵期は春~夏です。

夏の時期にアカニシの殻や、海藻、貝の殻に写真のような形の卵を産み付けます。

潮干狩りをする際に、ごくまれに砂浜に落ちています。

卵は食べる事が出来ません。近くにアカニシがいる場合が多いので、捕まえてみましょう。

アカニシは砂の浅い所にいるので、卵の近くを掘ると発見できるかもしれません。


生き物の大きさの計測の方法

生き物の大きさの測り方

2枚貝の大きさの計測
2枚貝の大きさの計測

2枚貝の大きさは殻の幅で計測します。殻の横の計ります。

巻貝の殻の高さの計測方法
巻貝の殻の高さの計測方法

巻貝の大きさは、2枚貝とは違い殻の高さで計測します。

カニの大きさの計測のやりかた
カニの大きさの計測のやりかた

カニの大きさは甲羅の幅で計測します。

魚の大きさの計測の方法
魚の大きさの計測の方法

魚の大きさの計測の方法は、頭からしっぽまでの長さで計測します。

生き物によって大きさの測り方が異なるので、捕まえた生き物を観察する際には、このような形で図りましょう。


アオサの写真

アナアオサ

アナアオサの写真
アナアオサの写真

アナアオサは津御殿場では一般的な緑藻です。海草とは違い【藻】の仲間です。

【海草】は根、茎、葉等があります。藻は写真のような形で、草の形ではありません。

アオサはコンクリート、石等に付いている物や、写真のように海中を浮遊するものがあります。

台風等で海が荒れたあと、一気に剥がれたアオサが海岸に打ち上げられ、臭いを発生することもあります。

打ち上げられたアオサ
打ち上げられたアオサ