
ゴカイは津御殿場浜で見られる生き物です。
コンクリートの隙間やテトラポット近くにいる事が多いです。マガキの隙間にいる事が多いですが、採集には注意が必要です。マガキを剥がしたら手を切る恐れがある事と、剥がしたマガキの処理です。
マガキの殻を放置すると、足を切ってしまう人がいると思いますので剥がしたマガキのからはご家庭で処分して下さい。カキの殻はかなり硬いので注意が必要です。
ゴカイは津御殿場浜で見られる生き物です。
コンクリートの隙間やテトラポット近くにいる事が多いです。マガキの隙間にいる事が多いですが、採集には注意が必要です。マガキを剥がしたら手を切る恐れがある事と、剥がしたマガキの処理です。
マガキの殻を放置すると、足を切ってしまう人がいると思いますので剥がしたマガキのからはご家庭で処分して下さい。カキの殻はかなり硬いので注意が必要です。
シロスジフジツボの写真です。殻長1cm程度になる貝です。
テトラポットやコンクリートの上にくっついています。海水がある時間では、フジツボの割れ目から触手を出しています。牡蠣の上にくっついっている物もいます。
貝殻は固く手を切りやすいので注意して下さい。
津御殿場のフジツボは小さく、食用には向きません。
フナムシはどこの海岸でも多くいると思います。津御殿場でも同様にフナムシがいます。体長5cm程度まで成長します。見た目はゴキブリに似ている為、嫌悪感がある方が少なからずいると思われます。
塩水がかかる近くにいますが、エラ呼吸ではないので短時間なら泳ぐことが出来ます。
フナムシの捕まえ方
フナムシはかなりすばしっこく、コンクリートの隙間などに直ぐに逃げてしまいます。
捕まえ方❶
虫取り網で捕まえる➡素手ではすばしっこく難しい為、虫取り網で捕まえると結構簡単です。ゲームのあ〇もりみたいに捕まえましょう。
捕まえ方❷
罠を仕掛ける➡2Lのペットボトルを切って、反対につけて餌を置く簡単な罠をつくる
フナムシがいるところに置いておくと中に入っています。エサは魚等です。
捕まえたフナムシは動きが速いので脱走に注意して下さい。
マハゼは津御殿場で良くみられる魚です。カレイも多いですが、ハゼも多いです。ハゼは小型の物が多く5cm~10cmの物が多くみられます。ハゼ釣りの方も多くいますね。ハゼは体が円筒状で細長く色がまだら模様になっています。口が大きく、カニ、ゴカイ等を食べていきます。潮だまりにも結構いる事が多く、体のまだら模様が砂と一体化してパッとみて見つける事が難しいです。
どこにいるか分かりますか?画像の真ん中あたりにいますよ。
潮干狩り中に潮だまりを見たときに、少し動いたような感じがあればそのあたりを良く見て下さい。
砂に化けた、ハゼやカレイがいるかもしれません。
上から見ると、少し影があるのが分かりますか?影を見るとそこにいますよ。
ハゼの食べ方
ハゼは白身の魚で、新鮮なうちは非常に美味しい魚です。鮮度劣化が早く、色が変色しやすい魚です。
カレイと同じく、唐揚げにして食べる事が多いです。大きい物は刺身にする事が出来、美味しいですよ。
ハゼを持ち帰る際には、エアーポンプが必須アイテムと、水温の上昇には弱く直ぐに弱ってしまいます。
水温が上がりにくくする対策が必要です。
イシガレイは津御殿場に多数生息しています。浜の近くには小さい物が多くおり、潮が引いた潮だまりにいる事もあります。カレイの模様は砂に擬態しており、潮だまりの砂に紛れているカレイを見つけるのは難しいです。良く見るとエラが動いている姿が見えるので良く潮だまりを観察してみて下さい。歩いている際に、足で踏んでしまい、足の裏でモゾモゾ動く事もたまりあります。
イシガレイの味
イシガレイは小さい物は唐揚げで食べられることが多いです。大きくなると40cmにもカレイですが、小さいうちは身も少ないです。大きく鮮度の良い物は5枚におろしてから、刺身にすると美味しい魚です。
イシガレイの観察
産卵期が2月ごろまでになっており、5月~7月ごろに5~7cmぐらいの小さい物をよくみかけます。8月ごろになってくると7cm~10cmぐらいまでの物がいる事があります。水質、酸素に注意すればそこまで飼うことは難しくありません。エサも釣り具屋さんで売っているゴカイ等の餌を購入すれば問題ありません。貝の身等も良く食べます。捕まえた後は、エアーポンプ等を付けてバケツ、クーラーの内の酸素供給量を落とさないようにすることが大切です。
イソガニは甲羅の幅2~3程度のカニです。御殿場浜ではコンクリートの階段や、テトラポットの周りなどに結構沢山、見られます。色が写真のような色になっており、コンクリートの隙間などにいると見つけにくい色になっています。石の下や石の隙間にいることも多く、見つけやすいカニです。
イソガニの捕まえ方
ハサミが少し大きく挟まれると皮膚がぎゅーともっていかれるような感じです。イシガニやワタリガニ等の挟む力が強いのカニと比べると痛くはありません。マメコブシガニ等よりは挟む力が強いです。捕まえる際にはハサミに注意して後ろの部分を掴んで捕まえましょう。
イソガニの飼い方
イソガニは比較的飼いやすいカニです。家でも人工海水などを使用して飼う事が出来ます。隠れる場所が必須ですので、隠れ家となる石や隙間を作っておきましょう。エサは釣りの餌のオキアミ等を良く食べます。元々、魚の死骸、海藻等、色々な物を食べるので比較的なんでも食べます。
イソガニの隠れている光景
コンクリートの隙間の写真です。奥にイソガニが隠れているのが分かりますか?
この写真のようにコンクリートの隙間の奥に隠れている場合は、長い棒などを使用してカニを追い立てて捕まえます。貝殻やコンクリートで手を切らないように十分注意して下さい。
ワタリガニは甲羅の幅15cm程度になるカニです。ガザミが正式な名前ですが、津御殿場ではワタリガニと呼んでいます。
ワタリガニの特徴
なんといってもハサミです。強力で大きなハサミは要注意!挟まれると痛いなんてもんじゃないです。力も強いのでなかなか離しません。絶対に挟まれないようにしましょう。オスのハサミは本当に大きくて強力です。
ワタリガニは泳ぐのが得意です。足がボートのオールのようになっており泳ぎます。食欲旺盛でエビ、貝の身等、色々入れてみるとなんでも食べます。
ワタリガニの味
ワタリガニは塩ゆでにして食べる事が多いです。茹でると甲殻類のキレイな朱色になり美味しいカニです。中に卵をもっているカニがおいしく非常に人気があります。
ワタリガニの食べ方
生きたままのワタリガニはそのまま茹でると暴れます。そのため一度しめてからボイルします。
ボイルしたワタリガニをフンドシの部分を外し、甲羅を開けます
甲羅の中の身、ミソを食べエラを取り除きます。
胴体を半分に割って胴体の身を食べます。
足、ハサミの中にある身を食べます。
注意!手が汚れますのでおしぼりなどが必須です。
ワタリガニの生態
潮が引いた潮だまりにいる事がたまにあります。昼間は砂に潜っている事が多いので、非常にまれですが潮干狩り中に出くわすこともあります。ハサミに注意して下さい。エラ呼吸なので深さのあるバケツ等に入れておきましょう。
イシガニは甲羅の幅 10cm程度になるカニです。強力なハサミがあり、結構危険なカニです。写真のようにハサミではさんだら中々離しませません。写真はクマデの先をイシガニのハサミが挟んでいる写真です。想像できると思いますが、指を挟まれるとかなり痛いです。しかも離してくれません。見つけたら注意して下さい。
イシガニの姿はワタリガニ(ガザミ)と似ていますが、ワタリガニは甲羅の横に特徴的なトゲがあります。イシガニはその部分にトゲがありません。またワタリガニ程、体が大きくなりません。ワタリガニは15cm程度まで大きくなります。写真でトゲの場所が分かりますか?
採れる場所
岸に近い潮だまりが好きなようで、ごくたまに潮だまりにいます。本来は水深40m程度までにいる様です。
イシガニの味
津御殿場ではイシガニは塩ゆでにして食べる事が多いです。味はワタリガニとほぼ同じ味がします。美味しいカニですね。一般的ではないのは、獲れる量がすくないので市場ではほぼ見ないと思います。昔は地引網でたまに入っており、危ないので先に取り上げていました。殻がかなり固いので(特にハサミは固い)食べる際は殻を予め割って食べて下さい。
イシガニは攻撃的で捕まえてもバケツ内で威嚇してきます。威嚇するときは自慢のハサミを大きく振り上げてきます。要注意の生き物です。獲った魚、エビなどを一緒に入れておくと食べられてしまいますので、持ち帰る際には別々にして下さいね。
最近では少なくなってしまった津御殿場浜のアマモです。点在しており、再生プロジェクト中です。アマモは海草の種類で海藻ではありません。草なので種がありますし花も咲きます。草の下には根がはっており、根を壊さないように為にアマモの近くでは潮干狩りをしないように協力をお願いします。
アマモの役割
アマモの周りには、プランクトンなどの小さな生き物、小魚、貝の幼体等、生き物の多様化へ非常に大切な役割を果たしています。また、アマモ自体が光合成をするので水中への酸素供給の安定化や土壌改良など、沢山の働きがあります。素晴らしい役割ですね
アマモ場の再生
アマモ場の再生の為に、三重県を中心として再生プロジェクトがあります。アマモがあれば、その周りにを掘り返したり、アマモをちぎったりすることは控えましょう。アマモは少し泥が多い場所を好むので泥の多い場所でアマモが生えていたら潮干狩りの場所を変えて下さいね。
甲羅の幅 3cm~5cm程度のカニです。オサガニの特徴は横に長い事!カニは色々な形の物がいますが、長方形のカニは珍しいと思います。
オサガニの特徴
警戒心が高く、動きがが速いです。潮の引いた砂地に横穴を作っています。目が1cm程度高くあがり、外敵が来るとすぐに穴なの中に逃げていきます。けっこうな数の個体数はいますが、捕まえるのはマメコブシガニ等と比べると難しいカニです。
オサガニの持ち方
ハサミも大きくなく、挟まれてもあまり痛くはありませんが注意はして下さい。カニの横を持つか、甲羅を上下に持つと上手く持てます。
捕まえたら海水に入れておきましょう。
アミメキンセンガニは甲羅の幅2cm~4cm程度になるカニです。特徴は体の模様で、アミメのようになっています。キンセンガニという名前のカニとは少し特徴が違います。砂に潜るとこの模様のおかげか、どこにいるのか見分けがつかなくなります。
アミメキンセンガニの特徴
アミメキンセンガニは足が泳ぐのに適した平べったい形になっています。ワタリガニに似ています。泳ぐスピードは結構速く、またこの足を使って砂に上手く潜ります。
アミメキンセンガニの持ち方
アミメキンセンガニは殻が固く、殻の横にトゲが付いています。このトゲが結構固く、持つときに注意が必要です。ハサミも体の割に大きく強力です。挟まれると結構痛いです。
アミメキンセンガニの飼い方
あまり強くないので、飼う際には水質に注意して下さい。エサはエビや小魚を食べます。砂が無いと隠れる場所がなく直ぐに弱ってしまうので、捕まえた場所の砂が必須です。砂を入れると砂から目だけ出しているのが観察できます。
甲羅の幅1cm程度になるカニです。小さくて動きも結構早いです。干潟に小さな穴を掘って生きています。潮が引くと穴から出てきて、砂団子を作っています。コメツキガニに近づいていくと人の姿が見えると、直ぐに穴の中に逃げていきます。他のカニより目が上に出ているからかもしれません。
捕まえ方
まずは砂団子を見つけます。コメツキガニは餌を獲る為に、砂団子を作っているので砂団子を見つける事が一番早いです。見つけたら近づいていき、穴に逃げれらる前に素早く捕まえます。逃げられても、警戒心はそこまで高くないので5分ほど待っていると穴から出てきます。
捕まえたら
海水の入ったバケツなどに入れておきましょう。一緒に砂を入れておくと、体をモゾモゾして潜る様子も観察できます。エサは砂に含まれる有機物を餌としています。
食べれるか?
マメコブシガニ同様にサイズが小さく、可食部はほぼ無いと思います。食べた事はありませんが…
コメツキガニの色
砂浜で見るとこの体の色が砂と同化しています。基本的にこの色の個体ばかりが御殿場浜では確認できます。あまり河口のドロドロしているところではなく、砂が多い所に良くいます。
コメツキガニの動き
千潟で良く観察していると、カニがハサミを上下に振っている動作をする時があります。これはコメツキガニ独特の動作でオスが求愛行動をしている様子です。警戒されない遠い所から観察してみて下さい。捕まえたあとは見せてくれません。
甲羅の幅1cm~2cm程度になる御殿場浜の潮だまりに良くいるカニです。このカニの特技はなんと!前に歩く事が出来ることです。普通カニは、横に歩く想像をする方が多いと思いますが、このカニは前にゆっくり進むことが多いです。動きもゆっくりなので見つけたら非常に捕まえやすいカニです。砂があるところでは、砂に潜って姿を隠しているので、潮が引いた潮だまりで歩いているところを捕まえるのが一番うまく捕まえる事が出来ます。
小さなハサミを持っており、素手で捕まえると皮膚を挟んできます。あまり痛くはありませんが、挟まれないように甲羅の横の部分を持つと上手く持てます。
写真の【〇】の部分を指で掴むと上手く捕まえる事が出来ます。
捕まえた後は、海水の入ったバケツに入れておきましょう。乾燥にはそこまで強くないので、弱ってしまいます。
餌は小さな2枚貝(シオフキ貝の小さな物)などの殻をハサミでこじ開けて中の身を食べている事があります。
潮だまりでは2匹が重なっている姿をたまに見かけます。これは他の雄に、メスを取られないようにガードしている姿です。
比較的砂浜に近い潮だまりに事が多く、子供でも捕まえやすいので見かけたら捕まえて観察してみて下さい。
食べた事はありませんが、身はほぼないと思います。
ヤドカリは御殿場浜に多数生息しており、体長1cm~2cm程度のものが多くみられます。潮が引いた後の潮だまりにいる事が多く、この地域で多いイボニシの殻をセットしたものが良く見られます。元気よく歩く姿は、可愛らしさもあり子供たちに大人気です。
ヤドカリの捕まえ方
潮が引いた潮だまりの中をよく観察してみてください。巻貝の殻と思った中に入っている事が多いです。動きはそこまで早くないので素手で簡単に捕まえることが出来ます。エラ呼吸なので、捕まえたら海水の中に入れておいてくださいね。私の経験ですが、ハサミで挟まれたことはありません、小さなハサミがあるので念のため注意して下さい
ヤドカリの生態
ヤドカリは結構なんでも食べます。死んだ魚の身や海藻(わかめ等)、海にあるものなら結構なんでもいけちゃいます。下に砂が無いと歩けないので飼う際にはツルツルの床の水槽は避けた方が良いと思います。またセットしている貝は、成長するにつれて大きい物へ変えていく必要があるので、常に自分に合う貝殻をさがしています。そのため、同じぐらいの大きさの複数個体を入れておくとヤドカリ同士で殻の探り合いをしている姿も見られます。ヤドカリは脱皮して成長します。
ヤドカリは良く動く為、観察するには楽しい生き物です。
色々な殻を背負ったヤドカリがいるので探してみて下さいね
小さい物では5mm程度のものから見つけられます。